↑本殿
こんにちは、画家Gさんの籏山隆志です。
地元愛知県刈谷市を中心に絵の素材探して歩き回ってます。
廃墟!とまで行かずにまだ人の営みが感じられる古民家、古い店舗、工場、神社仏閣、巨木などなど、
今日は、そんな街歩きの達人の私が愛知県知立市にある「知立神社」を紹介してまいります。
あまり大きな神社ではありませんが、本殿、神池、多宝塔と他にも見所いっぱいです。
是非最後までお付き合い下さい。
愛知県のご近所旅!
知立市「知立神社」ここにあり。
他の神社では見られない、チョット変わったお守りッ!
↑茅の輪(ちのわ)くぐり(期間限定です)
・住所
₸472-0023
愛知県知立市西町神田12
・電話 0566-81-0055
・社務所受付時間 AM 9:00~PM 5:00
・FAX 0566-81-0058
・参拝時間 終日
・ 御朱印 有ります。
・駐車場 約60台
・公式サイト
・アクセスマップ
・名鉄「知立」駅下車 徒歩12分
・自家用車の場合、
祭礼日は「知立神社」周辺は大混雑します。
一応上記の60台の他に、臨時駐車場が設けられますが、
そこも満車の時は、Σ( ̄□ ̄;)
「知立駅前駐車場」(有料)を使います。
・由緒
ここ「知立神社」は
景行天皇(けいこうてんのう)※【注1】の頃の創建と伝えられており、
以来千年以上にわたりこの碧海地方※【注2】はもとより広く篤く崇敬を集めてきました。
平安時代『延喜式』(えんぎしき)神名帳(じんみょうちょう)※【注3】にその名が見え、
三河国二宮として国司の祭祀を受けました。
江戸時代には東海道三社の一つに数えられ、
東海道を往来する旅人には「まむし除け」のご神徳で知られ各地にご分社ご分霊が勧請(かんじょう)※【注4】されました。
近代以降においては皇室の祖神をお祀りするご縁から国家安寧・家内安全の神社として、
今なお多くの参拝者がここ「知立神社」を訪れています。
【注1】
生年月日 紀元前13年11月7日
死亡 西暦130年12月23日
時代 古墳時代
【注2】
碧南市、刈谷市、安城市、知立市、高浜市の5市は2020年現在、碧海5市と呼ばれる。
【注3】
延長5年(927年)にまとめられた「延喜式」の巻9、10のことで、当時「官社」に指定されていた全国の神社一覧
【注4】
神様、仏様に来臨(らいりん)を願うこと。
・ 知立神社御祭神
- 鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)
- 火折尊(ホオリノミコト)または彦火火出見尊(ヒコホホデノミコト)
- 玉依毘売(タマヨリビメ)または玉依姫(タマヨリヒメ )
- 神武天皇(じんむてんのう)
- 神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコノミコト)
・知立神社のご利益
- 家内安全
- 交通安全
- 所願成就
と、色々な御利益があります。
が、そんな中でも、他の神社では見られないひと味違った御利益があります。
それが、
長虫除け(ながむしよけ)
です。
もっともイモムシとか毛虫でもヤバい毒持ってるヤツもいるんで、そいつら除けでもいいかも。
あのモコモコ、ブニブニした肌合い!
ウネウネと這い回る毛むくじゃらの物体!
そ、想像しただけで背筋が薄ら寒くなってトリハダが立ちますがな!
ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!
農作業や畑仕事のときに、ヘビから身を守ってくれるとされて、江戸の昔から農民の信仰を集めてたんですね。
そこから、東海道を行き交う旅人にも知られるようになって、道中のヘビ除けとしても評判になったんですな。
そりゃあ医療技術が発達した現在でもヘビに噛まれて命を落とす人がいるくらいだから、江戸時代の頃なんざヘビに噛まれでもしたら正に命の危機だったんですね。
だもんだから、こちらの御守りに込めた願いは、今現在の思いとは比較にならなったんじゃ無いかな?
社務所で買えます。
御守りが500円、御砂が200円です。
そんな由緒正しき「知立神社」、
その境内の様子を見て行きましょう。
愛知県のご近所旅!
知立市「知立神社」ここにあり。
その境内の様子はどんなん?
↑上手狛犬
↑下手狛犬
すぐ近くを国道1号線が通っていて、
大型トラック等がバンバン走ってますが、そんな喧騒なんざ何処へやら、
神社特有の凛とした静寂に包まれています。
・分祀社
↑秋葉社
↑神馬
↑親母神社
↑小山天神社
↑合祀社
・社務所
神主さん曰く、
「社務所にある御守り等の撮影は御遠慮下さい」
との事なので、社務所の画像はありません。
が、もちろん購入してればその限りではありません。
主だった施設はこれぐらいですが、その他にも見所いっぱいです。
では、そちらを詳しく見て行きましょう。
どうぞ、
愛知県のご近所旅!
知立市「知立神社」ここにあり。
千年以上も崇敬を集める由緒ある神社!!
・神池
この神池は江戸時代に当地が「池鯉鮒宿」(ちりふしゅく)と表記されていた元とも言われ、今でも多くの鯉が見られます。
享保17年(1732)に造られた石造りの橋が架かってます。
鯉が、眼病を患った長者の娘の身代わりになったという「片目の鯉」の伝説地でもあります。
↑この橋は渡れません。
・知立公園(東、西)
この「知立神社」を挟むようにしてあるのが知立公園です。
毎年5月25日から6月20日まで開催される「花しょうぶ祭」は、期間中全国から15万人もの観光客が訪れるほど有名です。
・多宝塔
永正6年(1509)重原城主山岡伝兵衛によって再建された多宝塔(二重塔)。
明治時代の廃仏毀釈を生き延びた神社における仏塔は全国的にも数少なく、国の重要文化財建造物に指定されています。
・養正館
明治18年に明治用水土功組合の庁舎として建てられ、愛知県下で行われた陸軍大演習の際には明治天皇の休憩所となりました。
文化財指定はありませんが当地方で明治時代前期の建造物は数少なく貴重です。
ただ、老朽化が激しく前知識もなーんも無しに見るとボロい建物にしか見えないです。
外から、見た限り、建物内部には入れないように見えます。
建物の入口に
「整理・整頓」
と書かれた張り紙がしてありんした。
き、貴チョーな建物が、そ、そーじどーぐ(掃除道具)置き場になってる?!
私は、古い建物大好き人間なので、思わず見惚れて、しばし佇んじゃいました。
掃除係り?のオジサン(おっと、私もか!)が、
「こいつ何やってんねん?」
的な目で見てました。(^^;
・松尾芭蕉の句碑
俳聖松尾芭蕉が当地を詠んだ、
「不断たつ池鯉鮒の宿の木綿市」の句碑は、池鯉鮒(ちりふ)出身の門人井村祖風が建てたものです。
・宝物
社宝として次のものが伝わっています。
- 平安時代の舞楽面
- 鎌倉時代の能面と「知立神社扁額」
- 室町時代の獅子頭
- 松平清康寄進状
- 戦国時代の徳川家康寄進状
- お万の方書状
- 江戸時代の「永見家家譜」(永見家は旧社家で越前松平家藩祖秀康公の生母お万の方の生家)
- 雨乞い蛙の面
などなど。
これらは、毎年春の花しょうぶ祭に期間中、社務所内宝物展会場で見ることができます。
ここ「知立神社」は普段いつでもお参り出来ます。
社務所も常時開いていて年中無休?
モチロン受付時間はありますが。
私が訪れたのは「花しょうぶ祭」が丁度終わった時期だったのと、普通の日だったので人影はまばらでした。
知立西、東公園の散歩道はほとんど整備されていますが、一部未舗装で足元が悪い所もあるので雨上がりの後なんかは注意が必要です。
知立神社入口の大鳥居をくぐると地面は玉砂利が敷き詰めてあって、雨や雨上がりの日でも足元が悪くなる事はありません。
ですが、「親母神社」より奥の分祀社の地面は舗装されてないので足元に気を付けて下さい。
それでは、今回のまとめとして
愛知県のご近所旅!
知立市「知立神社」ここにあり。
まとめ
千年も前から地元の方々に敬われて来た、愛知県知立市の見所「知立神社」
荘厳な造りの拝殿、本殿。
強大な力を持ちながら人々を厳しくも優しい眼差しで見守り続けて来た
「知立神社」の御祭神
- 鵜葺草葺不合命(ウガヤフキアエズノミコト)
- 火折尊(ホオリノミコト)
- 玉依姫(タマヨリヒメ)
- 神武天皇(ジンムテンノウ)
- =神日本磐余彦尊(カムヤマトイワレビコノミコト)
などなど、
「知立神社」御利益の数々
- 家内安全
- 交通安全
- 所願成就
と他の神社ではお目にかかれないチョット変わったお守り
・長虫除け
毎年5月25日から6月20日まで、ここ「知立神社」に併設されている「知立公園」で開催される「花しょうぶ祭」
これら以外にも、
★分祀社の数々
- 秋葉社
- 親母神社
- 小山天神社
- 土御前社
- 合祀殿
- 神楽殿
他の施設
- 神馬
- 千人塔
- 神池
- 多宝塔
- 芭蕉句碑
- 祖風句碑
- 養正館
是非一度訪れてみてね
ではまた、別のところでお会いしましょう