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Kindleで読んだ!マンガ《モンスター娘のいる日常》オカヤド節炸裂!7〜10巻の“笑って泣ける神回”まとめ

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この記事を読んで分かること
  • 『モンスター娘のいる日常』7〜10巻のストーリーと見どころ
  • 母親キャラや雪女など新キャラの登場でどう物語が進化したか
  • オカヤド先生の作風「ギャグ×愛情×世界観」のバランス分析
  • ハーレム作品なのに“ピュア”と言われる理由
  • レアキャラ推しにもたまらない神回・名シーンの紹介

第1巻はnoteでレビュー記事を書いてます。

第2巻~6巻のレビューはこちら。

はじめに

「モンスター娘のいる日常」もいよいよ中盤戦。7〜10巻にかけては、家族の絆、恋愛のもつれ、でもって、温泉での癒し(?)と、見どころが一気に詰め込まれています。

母親登場でドタバタ倍増、雪女でハートも凍る!? そんな展開の中でも、オカヤド先生らしい“優しさ”と“おバカ”が絶妙に混じり合うのがこのシリーズの魅力。

この記事では、それぞれの巻の特徴や注目シーンをサクッと振り返りながら、なぜ読者を飽きさせないのか、その秘密を紐解いていきます。ちょっと休憩がてら、温泉気分でどうぞ。

それでは、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。

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《モンスター娘のいる日常7》

母親登場で混沌MAX! モンスター界の家族事情が丸見えに

オカヤド先生の人気作『モンスター娘のいる日常』第7巻は、シリーズ中でもひときわ“濃い”一冊。

これまでのモン娘ハーレム路線はそのままに、「母親世代」という新たな爆弾を投入してきました。ラミア、ハーピー、ケンタウロスといった娘たちに、それぞれの“ママ”が登場。

なるほど、彼女たちの性格や習性はこうやって受け継がれてるのか!と妙に納得する場面も多く、笑いながらも妙に観察眼が光る構成です。

特に見どころは、主人公・来留主公人(くるす・きみひと)をめぐる「母娘セットの圧」がエグいこと。人間なら一瞬で胃がキリキリする状況を、彼はいつもの誠実さ(と鈍感さ)で切り抜けます。

ここが本作の最大の魅力で、「ギャグのテンポ」「お色気のバランス」「キャラ同士の掛け合い」の三拍子が見事に噛み合っているんですよね。

また、巻頭のオールカラーコミックは毎度ながら眼福モノ。ファンサービス多めながら、単なる“お色気要素”で終わらないのがこの作品の良さです。

モンスター娘たちは単なる萌えキャラではなく、それぞれの文化や生態、そして“人と違うことの切なさ”を背負っています。笑って見ているうちに、彼女たちの世界にも情が湧いてくる。そんな魔力があります。

7巻では母親たちが登場したことで、物語のスケールが一段と拡大。家族の絆(という名のドタバタ)を描く一方で、「種族間の壁」というテーマも少しずつ見えてきます。

ハーレムものにありがちな軽さの裏で、実は“異文化共存”というSF的テーマを持っているのも、このシリーズの奥深さです。

まとめると、7巻は“カオスと愛のフルコース”。読んだ後は「モン娘たち、ママも強すぎる!」と笑いながら、なぜかちょっと温かい気持ちになります。

ギャグと癒やしのバランスが絶妙。ファンならもちろん、初めての人にも「ここから入ってもOKな一冊」です。

《モンスター娘のいる日常8》

雪女、登場!? モン娘温泉編で心も体もポカポカに

『モンスター娘のいる日常(8)』は、いわば“モン娘界の温泉回決定版”です。

シリーズを通して「人間とモンスター娘の共存」というテーマを描いてきたオカヤド先生ですが、この8巻ではそのテーマをほんのり湯けむりに包んで、コミカルで愛らしいドラマに仕立てています。

主人公・来留主(くるす)と彼のまわりに住むモンスター娘たちが、ついに温泉旅行へ!
雪深い旅館で待っていたのは、氷のように美しい“雪女”。彼女が女将として登場するあたりから、もう期待値が上がりっぱなしです。

人間と違う体質をもつモン娘たちに、温泉の温度が合うのか? とか、湯船での交流はどうなるのか? など、些細なことまでユーモラスに描かれ、読みだしたら最後!モン止めらんない、じゃなくて、もう止められまへん。

さらに、旅の途中で出会う新キャラたちも魅力満点。神社では“狐系モン娘”、牧場では“ケンタウロスの親戚”のような存在が登場。どの子も個性的で、まるで異種族テーマパークを巡っているような楽しさがあります。

そんでもって、この巻の見どころは、いつもより少し“しっとりした”描写。恋愛感情や嫉妬、そして「共に暮らすことの難しさ」に触れる場面もあり、単なるギャグマンガでは終わらせない深みが垣間見えます。

ラミアのミーアのやきもちや、ケンタウロスのセントレアの誇り高さなど、読めば読むほどキャラクターの厚みを感じる。

相変わらず「エッチなことは禁止!」というお約束も健在ですが、むしろその制限が作品のバランスを取っています。ギリギリを攻めつつも下品にならない。この絶妙なラインこそ、モン娘シリーズの醍醐味でしょう。

まとめると、『モンスター娘のいる日常(8)』はファン必読の“癒し系ハーレムコメディ”。湯けむりの向こうに見えるのは、笑いと萌えと、少しの哲学。

ってなことで、今回も、オカヤド先生に乾杯!!

《モンスター娘のいる日常9》

デュラハン・ララついに活躍!レアキャラ推しも大歓喜の一冊!

『モンスター娘のいる日常』第9巻は、シリーズの中でも「メロ」こと人魚キャラに焦点が当たった注目の巻です。

これまでほんわかマイペースだった彼女が、実は“人魚王国の姫”だったという衝撃の展開から物語がスタート。母であり女王でもある存在に「帰国命令」を出されるあたり、まるで異世界ロイヤルドラマのような重厚感が漂います。

がしかーし本作の真骨頂は、そんなシリアスな展開をコミカルに転がす筆致。シリアスとギャグの絶妙なバランスがオカヤド節の魅力ですね。

主人公の来留主(くるす)は、モンスター娘たちとの同居生活にすっかり慣れつつも、相変わらずの“ハーレム地獄”状態。彼のモテ具合は相変わらず人外レベルですが、決して下品に走らない「寸止めの妙」が、このシリーズの長寿の秘訣。

法律で“モンスター娘との性的接触が禁止されている”という設定が、物語のユーモアを支えています。

今回特筆すべきは、長年ファンの間で「出番少なすぎ」とネタにされていたデュラハンのララ。ついに活躍の場が!というだけで、長期読者にはご褒美のようなエピソード。

彼女の哲学的で中二病的な発言が、妙に作品全体のバランスを引き締めているのも面白いポイントです。

また、メロの母・女王の存在を通じて、「異種族の中で生きるということ」「家族や国への忠誠とは何か」といったテーマがうっすらと浮かび上がるのも見逃せません。

ただのハーレムコメディにとどまらず、時に社会風刺的なニュアンスを入れてくるあたり、作者の巧みさを感じます。

総じて第9巻は、「メロ編+ララ回」の豪華二本立て。恋愛コメディの甘酸っぱさと、ファンタジー世界の奥深さがうまく融合した、シリーズ中盤の名作といえるでしょう。

癒しと笑いを求めている人にはもちろん、キャラ愛で読むタイプの読者にも大満足の一冊です。

《モンスター娘のいる日常10》

ハーレムなのにピュア。オカヤド節が光る、愛とギャグの共演!

このシリーズ、10巻にしてますます脂が乗ってきました。

『モンスター娘のいる日常』は、「人外ヒロイン×人間男子」のドタバタ同居コメディ。普通ならありがちな“ハーレム展開”を、法律という名の絶対防壁で封じ込めるというアイデアが最高なんですね。

ラブコメでありながら、どこか社会風刺っぽいのも魅力。

今巻の主役は、人気急上昇中の「MON」メンバー。

モノアイのマナコ、ゾンビーナ、ティオニシア、そしてドッペルの4人。それぞれの個性がしっかり描かれていて、ただの脇役で終わらせない構成力に唸ります。

まず、マナコ。彼女の一つ目キャラなのに「なんか可愛い」って思わせる表情づくりがすごい。オカヤド先生の絵の説得力、ここに極まれり。

ゾンビーナの話は、ギャグとホラーの絶妙なバランス。死んでるのに明るくて、まるで“生き方”を教えてくれるような存在。

ティオニシアはまさに包容力の権化。巨体でパワフルなのに優しい。読んでるだけで癒やされます。

とどめはドッペル。シリーズ屈指のクセ強キャラですが、今回のエピソードで一気に愛着が湧きました。彼女の「正体」や「孤独」を垣間見ることで、ただのギャグキャラから一歩踏み込んだ深みが出ています。

物語全体もテンポがよく、4話構成ながらそれぞれにテーマがあり、退屈しない。
ギャグのキレ、テンションの高さ、そして“どこまでいってもエロくないエロ”という絶妙なバランス。これがオカヤド節。

キャラ萌えに頼らず、ちゃんと「人外との共存」を描こうとしている点も見逃せません。

10巻まで来て、キャラクター数も多くなったのに、誰も置いてけぼりにならないのがすごい。それぞれの“日常”に焦点を当てて描くからこそ、この世界がリアルに感じられるんです。

読んだ後は「この世界、ちょっと住んでみたいな」と思ってしまうほど。

“異種族×日常×愛”。一見ネタのようで、実はとても誠実なテーマを描いている作品です。

あとがき

7〜10巻は、単なるハーレムコメディを超えて「人と違う存在とどう向き合うか」というテーマがじわりと見えてくる章でもあります。

ギャグの中に少しの切なさ、そしてキャラへの愛。読むたびに「この作者、ほんとにキャラが好きなんだな」と伝わってくるんですよね。

デュラハンのララの活躍や、モン娘たちの“家族のような関係性”が描かれることで、シリーズ全体の温度感もぐっと上昇。モンスター娘たちの世界を、もう一度覗いてみたくなる…そんな余韻が残る巻でした。

どうも、最後まで読んでくれて、ありがとうございました。

ではでは、また別のところでお会いしましょう。

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