画家のつぶや記 PR

フェルメール「真珠の耳飾りの少女」が描き出す青の美しさ!あなたが知らない世界へご招待!

フェルメール
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

どうも、60歳からプロの画家をしている画家Gさんこと籏山 隆志です。
30歳のときからプロの絵描きを目指していたんですが、40歳のときに、絵描きじゃ喰えんっ、って挫折。

それ以来10年以上、自堕落な生き方してました。
しかーしこのまま人生終わって委員会?とばかりに60歳の定年を基に絵描き欲が再燃。

副業でサラリーマンやりながらの活動で、突っ走ってます。
あんまし激走できやしません。

そんな緩走(ゆるそう)画家人生の中で、壁にぶち当たったり、泥沼の中に落っこちたり、あがいて、もがいて、のたうち回りながらでも乗り越えてきたことや絵に関することをお伝えします。

青色って、私らが日常生活でよく目にする色の1つなんですね。

なので多くの人々にとっては親しみのある色でもあります。

今回は巨匠フェルメール「真珠の耳飾りの少女」を中心にして青色の魅力を深堀していきます。
フェルメールは青をただの色として描くのではなく、
それを独自の美学として取り込んできました。

この記事で分かること
  1. フェルメールが青色に対してどのような愛情を抱いているか?
    「真珠の耳飾りの少女」の魅力に迫ります。
  2. この代表作についてアクリル絵の具で表現できるか?考察します。
  3. 青色が持つイメージについて解説し、
    それがなぜ私たちの感情や心理に影響を与えるのかを探っていきます。

この記事で、
あなたも青色の美しさや魅力に魅了され、知らなかった世界へとご招待します。

ではでは、よろしかったらぜひ最後までお付き合いして下さい。

記事、電子書籍のお問い合わせはお問い合わせこちらへ

画家フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
が描き出す青の美しさ!
あなたが知らない世界へご招待!

天才画家の青への愛!
有名画家が青を使った作品の魅力に迫る!!

感性が求める青の美-画家が描き出す青い世界から感じる美って何?
ってことで、青の絵画っていったらこれっ!!のヨハネス・フェルメールですね。

ヨハネス・フェルメール – 「真珠の耳飾りの少女」

フィルメール「真珠の耳飾りの少女」ウィキペディア
引用元:ウィキペディア フィルメール「真珠の耳飾りの少女」


フェルメールといったらなんといっても「真珠の耳飾りの少女」別名「青いターバンの少女」ですね。

この絵を見た瞬間に惹きつけられる
  1. 青色と黄色で表現されたターバン。
  2. 何を思うのか?女性の振り向きざまの輝く瞳。
  3. 彼女の耳元で控えめに飾られた耳飾り。
  4. 女性が浮き上がるように塗られた真っ黒な背景。

に関しては異論があって、
絵を保護するために塗られたニスが経年変化で黒くなったとも言われてます。

他の作品と比較すると分かるけど、

  1. 背景に当時のオランダの背景を思わせるものがいっさい描かれて無い。
    (描かれていたが、消えた?)
  2. この地方で女性がターバンを纏(まと)う習慣が無い。

ってことで、フェルメールの作品の中にあってちょっと異質な存在でもあるんですね。


このフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は青色が重要な役割を果たしてます。

青色が画面全体を引き締め、
この絵を最大限に引き立ててます。

青色は、

  • 清潔感
  • 優雅
  • 高貴

などを表現する色で、
この絵の女性の美しさを一層際立たせてます。


彼女が巻いたターバンは青と黄色に染められてますが、
もしこの配色が逆だったらこんな強烈な印象は受けないと思います。

黄色って、
キリスト教的には裏切り者のユダが黄色の服を着ていたことから、
裏切りを表す色だってことで好かれてなかったんですね。

ですが、
補色の関係にある青と黄色を使うことでお互いの色を引き立てて絵の中にメリハリができるんで好んで使ったんでしょう。

「補色」っていうのは、
お互いを引き立て合う関係にあって、
更に高級感のあるイメージを伴うんで見る人に強い印象を与えます。

で、そんなこんなでフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」は多くの人々を魅了するんだと思いますね。


現在はオランダの「マウリッツハイス美術館」所蔵で、
制作年は1665年頃とされているんですが確実な証拠が無いです。

「真珠の耳飾りの少女」の謎なところ

・モデルとなった少女が誰?
・何でブルーのターバンを巻いている?
・制作年はいつ?

全てが謎となっているんですね。

で、色んな研究者の中には、

この絵は肖像画じゃなくて、トローニーじゃね?

って言ってる研究者もいます。

トローニー・空想上の人物を表現したもの

肖像画・実在する人物を写実的に描いたもの

更に憶測ですが、

ベアトリーチェ・チェンチ
引用元:ウィキペディア「ベアトリーチェ・チェンチ」

上記の作品をフェルメールが参考にしたんではないか?と考えられてます。

あなたは、2つの絵を見てどんな風に感じますか?


でもって、
もしも「真珠の耳飾りの少女」の青色を私が普段使ってるアクリル絵の具で再現するとしたら何色になるか?

「真珠の耳飾りの少女」はアクリル絵の具で表現できるか?

考えてみますね。
👇リキテックスから選出すると以下のようになります。

リキテックス青色チャート

↑参考カラーチャート ※赤枠は無視してね。

引用元:SEKAIDO ONLINE SHOP

  1. パーマネントライトブルー
  2. ブリリアントブルー
  3. セルリアンブルーヒュー
  4. ライトブルーバイオレット
  5. コバルトブルーヒュー
  6. フタロシアニンブルー
  7. ウルトラマリンブルー

    etc.


👇アムステルダムから選出すると以下のようになります。

↑参考カラーチャート

引用元:ターレンスジャパン

  1. ウルトラマリン
  2. コバルトブルー
  3. キングスブルー
  4. ウルトラマリンバイオレット
  5. グレイッシュブルー
  6. ブリリアントブルー
  7. フタロブルー
  8. マンガニーズブルーフタロ

    etc.

てな感じで、ご参考までに。

勘違いしないで欲しいのは、
絵画に使われる色って大抵数色が複雑に混ざり合って作られているので、
1色2色混ぜたところで上記の「真珠の耳飾りの少女」の絵が完全再現できる訳じゃありません。

そこんところは、
試行錯誤して実行あるのみです。

という感じで、
次の章でなぜ人は青色を美しいと感じ反面寂しいと感じるのか?を解説します。

画家フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
が描き出す青の美しさ!
あなたが知らない世界へご招待!

青色のポジティブとネガティブなイメージについて解説します。

【ポジティブなイメージ】

  1. 安らぎや落ち着きのイメージ:青色は海や空、川や湖など、自然の中でよく見られる色です。
    このような青色は、心を穏やかに落ち着かせるといわれています。
  2. 清潔感や爽やかさのイメージ:洗練された印象を与え、清潔感や爽やかさを感じさせます。
    例えば、病院や美容室など、清潔感の重要な場所に使用されることが多いです。
  3. 知性や信頼性のイメージ:青色は、知性や信頼性の象徴とされています。
    青色は、深みがあり、重厚で落ち着いたイメージを与えるため、公的な場で使用されることが多いです。

【ネガティブなイメージ】

  1. 寂しさや悲しみのイメージ:青色は、悲しみや寂しさのイメージを与えることもあります。
    青色は、孤独や切ない気持ちを表現するのに適しているとされています。
  2. 冷たさや無気力のイメージ:青色は、冷たく無気力なイメージを与えることもあります。
    例えば、鉄道会社や公共団体のイメージカラーとして使用されることがありますが、その場合、冷たい印象を与えることがあるとされています。
  3. 距離感や孤独感のイメージ:青色は、遠くに感じる距離感や孤独感を表現することがあります。
    例えば、広大な海や空は青色で表現されることが多いです。
    空気遠近法を用いて、遠い場所にあるような印象を与えることができます。

という感じで、
色にはポジティブなイメージネガティブなイメージの両方が存在します。

色彩心理学では、このようなイメージの違いは

  1. 色の明度や彩度
  2. 使用する場面や目的

によっても変わるとされています。

以上が、青色が私たちに与える脳科学的効果と心理的効果についての説明です。

この記事を読んで、
青色がどのように私たちに影響を与えるか理解していただけたら嬉しいです。


では、
今回の記事のあとがきとしておきます。

画家フェルメール「真珠の耳飾りの少女」
が描き出す青の美しさ!
あなたが知らない世界へご招待!

あとがき

いかがでしたか?
今回の記事ではフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」が描き出す青の美しさについて、
さまざまな角度からご紹介しました。

天才画家フェルメールが青を使った作品は、
その鮮やかな色彩が印象的で見る者を魅了します。

青色の様々な表情に注目し、作品の持つ魅力に迫ってみました。

また、
「真珠の耳飾りの少女」がアクリル絵の具で表現できるか?についても考えてみました。

答えは技術次第では可能であるということが分かりましたが、
それでもオリジナルには及ばないということも理解できたんではと思います。

最後に、
青色が持つポジティブなイメージやネガティブなイメージについて解説しました。

青色の持つ力や影響を知ることで、
さらに青色の美しさに深みを増すことができるんじゃないかなと思います。


青色は深遠で神秘的な色であり、
私たちの心を魅了し続けています。

この記事が、
青色の美しさとその深い意味を理解する一助となることを願っています。


どうも、
最後までお付き合いして頂きありがとうございました。

ではでは、
また別のところでお会いしましょう。

記事、電子書籍のお問い合わせはお問い合わせこちらへ