・現代アートを見て「むかつく」のはなぜ?
・現代アートをサーニャ・カンタロフスキー作品から理解できる
・現代アートを見る目が激変する
現代アートを目の前にして「何を伝えたいんか全然分からん」とか「なんだかムカつく」と感じたことあれへん?
特に、サーニャ・カンタロフスキーのようなアーティストの作品は、風刺とかユーモアが絡み合ってて、一見難解に思えるんですね。
本記事では、なぜ現代アートが「むかつく」と感じられるのか、その理由を探りながら、サーニャ・カンタロフスキーの作品を通して解説します。
この記事を読むことで、現代アートに対する抵抗感とか拒否反応を解消できるよ。
でもって知的向上心が瀑上がりします。
そこんところから、日常の会話や仕事に活かせる視点を得られるよ。
美術的な視点が何で仕事に活きるかってーと。
出来るビジネスパーソンなら必須とされるMBA(Master of Business Administration)《経営学修士》はもはやオワコンだとされてます。
それに変わって今世界的に注目を集めてんのが、MFA(Master of Fine Arts)です。
日本では「芸術修士」とか「美術学修士」とか呼ばれてます。
(中略)
海外に目を向けると、MFAは、アートやデザインに関わる人たちのグローバルスタンダードな最終学歴(あるいは“最新”学歴)になろうとしています。
さらに、大手家電メーカーや自動車、金融、製薬など、数々のグローバル企業が、幹部の育成・トレーニングに向けたプログラムとして芸術修士課程(MFA)を採り入れたり、ニューヨークの美術館やアトリエでは朝からギャラリートークに参加する知的専門職の姿が見られるようになったりと、第一線で活躍するビジネスパーソンが、アートやデザインを学び始めています。
(中略)
引用元:京都芸術大学通信制大学院
そんなことから美術的な視点を得ることで、MFAへのアプローチのきっかけが掴めます。
んな感じで、現代アートに限らずアート全般を「むかつく」とか「意味不明」「わけわからん」なんて切り捨ててたら、あっ、という魔に取り残されるよ。
知的向上心に怠惰なビジネスパーソンなんざ生き残れまへん。
改めて籏山 隆志(はたやまたかし)といいます。
絵描き歴30数年。
還暦超えのプロの画家っ!の画家Gさんです。
画家人生の中で、
・乗り越えてきたこと
・絵に関すること
・お散歩スケッチで見つけたこと
などなどをお伝えします。
ではでは、よろしかったらご一緒に、お手を拝借!
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現代アートが「むかつく」と感じる理由って何?
引用元:Pinterest「サーニャ・カンタロフスキー」
そもそも現代アートって何?
『現代アート』ってのは『同時代の芸術』を意味する。
同時代の芸術ってのは、今日あるいはここ数年の、私たちが生きている同じ時代に作られた作品ということです。
なんで誤解を生んだのかというと、日本語に初めて訳した人が現代アートと訳してしまったんですね。
語源はコンテンポラリーアート、つまり同時代の芸術という意味で、現代的なアートとか、現代風に見えるアート、という意味ではありません。
ジャンルが違うけど、映画のマカロニ・ウエスタンってのもおんなじ感じ。
初めて伝えたアナウンサー?がど忘れしてスパゲティ・ウエスタンをマカロニ・ウエスタンって言ったもんだから、それが定着してしまったんですね。
なんつー、あきれポンチ。
・現代アートに対して「むかつく」と感じる人が少なくないのは、その難解さとハイコンテクスト化に起因することが多い。
・現代アート作品は、しばしば表面的には理解しづらく、鑑賞者に深い考察を求める。
・作品そのものが持つ意味だけではなく、作品が生まれた背景や、作家が意図したメッセージ、そしてその作品が社会や歴史とどのように結びついているかを理解することが必要。
・例えば、従来のアートが視覚的な美しさや感情の表現に焦点を当てていたのに対し、現代アートは、時にその美しさを犠牲にしてでも、強いメッセージ性や概念的なテーマを追求する。
・そのため、鑑賞者がその文脈や背景を知らない場合、作品が何を伝えたいのかがわからず、結果として「何がすごいのか分からない」「何を見せられているのか理解できない」といった感情が生まれる。
・さらに、現代アートはしばしばハイコンテクスト化、つまり文脈に依存する要素が強く、単独では意味が伝わりにくいことがある。
・これは、アートが複雑な社会的、政治的、あるいは文化的なテーマに対する批評や反応として作られることが多いため。
現代アートを理解するには、その背景にあるストーリーや歴史的な事象を深く掘り下げる必要がるんだね。
でもって、これが難解さの原因となっています。
つまり、その作品の作家とか作品に対して前知識が無い状態で作品に接すると「???」ってなるんです。
・サーニャ・カンタロフスキーは、現代アートの中でも特に風刺とユーモアを用いた作品で知られている。
・彼の作品は一見すると軽妙で遊び心に満ちていますが、その背後には深刻な社会批評や歴史的なテーマが隠されている。
・カンタロフスキーは、視覚的なアプローチだけでなく、作品を通じて見る者に考えさせる要素を巧妙に織り込んでおり、これが彼の作品を難解であると感じさせる要因の一つになっている。
・例えば、彼の作品の多くは、特定の歴史的事象や社会的問題を扱っている。
が、それらが暗喩的に表現されているため、鑑賞者がその意図を理解するには、事前の知識や作品に対する洞察力が求められる。
さらに、カンタロフスキーはしばしば、異なるスタイルや技法を組み合わせることで、作品に多層的な意味を持たせている。
これにより、作品が持つメッセージは、表面的な見た目以上に複雑であり、鑑賞者がその意味を解釈する際に「むかつく」と感じる要因となり得る。
・カンタロフスキーの作品を理解し楽しむためには、まず彼のユーモアや風刺の背後にあるテーマに目を向けることが必要。
その文脈を読み解くことで、彼の作品が持つ本質的なメッセージに気づくことができるぜ。
これは、現代アートを楽しむための重要なステップなんだ。
サーニャ・カンタロフスキーの作品に限らず、多くのアート全般に共通する楽しみ方になるよ。
てな感じで次の章っ、カンタロフスキーの作品の魅力を解説すんぜ。
サーニャ・カンタロフスキー作品の魅力は何?
引用元:Pinterest「サーニャ・カンタロフスキー」
・サーニャ・カンタロフスキーの作品は、風刺とユーモアを駆使して、社会的なテーマや日常の出来事を鋭く批判する力を持っている。
・彼の作品には、表面的にはコミカルで軽妙なタッチが見られる一方で、実際には深刻な社会問題や歴史的背景に対する批評が隠されている。
この対比が、カンタロフスキーの作品を独特で魅力的なものにしている。
・彼の風刺は、ただの批判に留まらず、観る者に思考を促し、既存の価値観や常識に対して疑問を投げかける。
このようなアプローチにより、カンタロフスキーは単なる「見るアート」を超えて、「考えさせるアート」を創り出している。
・彼の作品を理解するためには、その背後にある風刺的なメッセージを解読することが必要であり、その過程で観る者は彼のユーモアに触れることができる。
例えば、彼の作品には、単純な日常の一コマに見えるものの、実際には消費社会や物質主義に対する皮肉が込められている。
・作品を通じてカンタロフスキーは観る者に、日常の当たり前とされる物事に再考を促し、その背後に潜む社会問題に目を向けさせている。
こうした風刺とユーモアの融合が、彼の作品に独特の魅力を与え、鑑賞者に深い感銘を与える要因となっている。
・カンタロフスキーの作品には、視覚的な遊びと幾層にも重なった意味が詰まっている。
・彼の作品を一度見ただけではすべてを理解するのは難しく、何度も見ることで新たな発見が得られるようになっている。
・視覚的な複雑さと意味の重層性が、彼の作品を鑑賞する際の大きな魅力となっている。
・彼はしばしば、色彩や形状、そして異なるスタイルを組み合わせることで、一見無関係な要素を組み合わせ、独特の視覚的な効果を生み出す。
例えば、ある作品では鮮やかな色使いと幾何学的な形状を組み合わせ、見る者に視覚的な楽しさを提供する一方で、その背後には深いメッセージが込められている。
このようにして、カンタロフスキーの作品は、視覚的な表層を超えて、意味の層が積み重なった複雑な構造を持ち、鑑賞者に新たな視点を提供する。
また、彼の作品には、時に寓話的な要素が含まれており、これがさらなる意味の層を形成している。
・寓話的な表現を通じて、カンタロフスキーは観る者に直感的に訴えかけると同時に、深い解釈を求める。
これにより、彼の作品は見るたびに新たな解釈が可能となり、鑑賞者を引きつけ続ける。
この視覚的な遊びと意味の重層性が、カンタロフスキーの作品に飽きのこない魅力を与えている。
彼の作品に限らず眼の前のアート作品を理解しよう、感じ取ろうとする過程そのものが、鑑賞者にとっての楽しみでもあります。
その意味を追求することで、現代アートのみならず、アートの深みをより感じられるようになるんですね。
んな感じで次、現代アートを楽しむためのヒントです。
現代アートを楽しむためのヒント
引用元:Pinterest「サーニャ・カンタロフスキー」
・現代アートを楽しむための第一歩は、「理解しよう」と構えるのではなく、「感じること」を重視する姿勢。
・現代アートは、従来のアートとは異なり、特定の技法や美的基準に縛られない自由な表現が特徴。
そのため、鑑賞者には、作品の意味をすぐに把握しようとするのではなく、自分の感情や直感に従って作品と向き合うことが求められる。
例えば、カンタロフスキーの作品を前にしたとき、「この作品は何を表現しているのか?」と問うよりも、「この作品を見て、どんな感情が湧いてくるのか?」と自分自身に問いかけてみると良い。
・感情や直感に基づいた解釈は、鑑賞者にとっての独自のアート体験を生み出し、その過程で作品の魅力をより深く感じることができる。
また、アートは必ずしも「理解」するものではないという意識を持つことが大切。
・現代アートの多くは、多義的であり、鑑賞者ごとに異なる解釈を許容している。
したがって、自分自身の感覚や感情を信じ、他者の評価や解釈に縛られない自由な視点で作品を楽しむことが、現代アートを身近に感じるための鍵となる。
自由な視点っていうのは、あなたが主体性を持って作品を鑑賞できるか?ということだよ。
例えば歴史的な巨匠の作品を
「この作品は〇〇の作品だから素晴らしいっ」
「この作品が良いって思わないあんたはセンスが無い」
みたいな感じだよ。
他人の意見に流されないように、あなたがどう考えて、どう感じるかってことなんだ。
・現代アートをさらに楽しむためには、作品の背後にある文脈や歴史的背景を理解することが重要です。
・多くの現代アート作品は、特定の社会的、政治的、文化的な背景を持っており、それらを知ることで、作品の意味やメッセージをより深く理解することができます。
例えば、カンタロフスキーの作品は、風刺やユーモアが強く反映されており、その背後には彼自身が生きてきた社会や時代の影響が色濃く見られます。
・彼がどのような時代に、どのような社会問題に対して作品を作り上げたのかを知ることで、作品の持つメッセージが一層明確に感じられます。
このような背景を知るためには、アーティストのインタビュー記事や作品解説、評論家のレビューなどを事前に調べることが役立ちます。
また、アートギャラリーや美術館で提供される解説や音声ガイドを活用することも効果的です。
これにより、作品の意図やその背後にある物語を理解し、鑑賞体験がより豊かなものになります。
現代アートは、その難解さゆえに誤解されやすいジャンルです。
が、心を開いて感覚で向き合い、作品の背景を調べることで、作品の本質に近づき、より深く楽しむことができるようになります。
そんなこんなの視点で現代アートに接することで、アートが持つ新たな魅力を発見してみてくださいね。
そこんところから仕事やプライベートでの会話にも活かせ人生をより豊かなものにできます。
という感じで、あとがきとしておきます。
あとがき
引用元:Pinterest「サーニャ・カンタロフスキー」
現代アートに対する「むかつく」という感情は、理解しづらい作品やその背後にある複雑な文脈から来るものなんだね。
けど、サーニャ・カンタロフスキーの作品に触れて、その風刺やユーモア、視覚的な遊びを理解して、現代アートが持つ独特の魅力に気づくことができるよ。
この記事で、アートに対する新たな視点を得て欲しいな。
でもって、作品との向き合い方が変わって単細胞的に「むかつく」「わけわからん」で終わらんことを祈ってんぜ。
そんな対応してっと、あんたは脳筋パーソンか!?って突っ込まれること必須だぜ。
現代アートは単なる「難解なもの」じゃなくて、感受性を刺激し、深い思索を促すものでもあるんだぜ。
これからは、アートの世界に対してオープンな心で接して、楽しみながら自分なりの解釈を見つけてみてください。
どうも、最後までお付き合いして頂きありがとうございました。
ではでは、あなたのお絵描きライフが燦然と輝きますように祈りを込めて!
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