引用元:artscape
・奇人変人、社会不適合者の代表格?【アンディ・ウォーホル】はこんな人
・現代アートの「意味不明!」「何じゃこりゃ?」「くだらない」が分かるようになる
ねえ【アンディ・ウォーホル】って人知ってる?
本名はアンドリュー・ウォーホラっていうんだ。
ポップアートの旗手って言われてんだけど、どうしてあんな有名になったのか気にならないか?
なんじゃこりゃ?って思えるような作品でも人気があるんだよね。
画家の私としては羨ましい、妬ましい、嫉妬で黒焦げですがな。
口端からよだれ垂らして、私もあやかりてーっ!
何でやねんっ!?って秘密を「キャンベルスープ缶」を缶切りで無理くりこじ開けるみたいに探って行ったろうじゃないの。
💢Gさんの個人的な感情と本体なんざ、そこら辺のゴミ箱に捨てちまって、ウォーホルの作品が
・どんなメッセージを伝えてるのか?
・彼のアートがどんな風に社会に影響を与えたのか?
できるだけ分かりやすく解説して行くね。
アートが好きな人とかポップアートに興味がある人は、ぜひ最後までお付き合いしてください。
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【アンディ・ウォーホル】ってこんな人
・20世紀を代表するポップアートの巨匠
・大衆文化を題材とした作品でアート界に革命を起こした。
・広告、新聞などを主題とした美術運動
・美術だけではなく、ロックバンドのプロデュース
・「インタビュー・マガジン」誌の創刊
・「アンディ・ウォーホルの哲学」などの執筆活動
などなど
・当時のアメリカのアートシーンを牽引する中心人物であった。
ポップアートって何?
・1960年半ばから1970年代にイギリスとアメリカで発生した。
・以前からの主流であった抽象表現主義の模範的なイメージを脱却すべく起こった前衛運動。
・主題となるのは、大量生産・大量消費を繰り返す現代社会。
・有名女優やコミックスなど大衆に共通するイメージが多くの作品内に用いられた。
・ポップアートはポピュラーカルチャーを積極的に取り組んだ先駆的な美術表現。
という感じで、それまでだ~れもやったことが無いことに取り組んだんだね。
で次っ、何で今更【アンディ・ウォーホル】ってことで解説します。
何でいまさら【アンディ・ウォーホル】?
難解でよく分からん!って言われる現代美術を分かりやすく伝えたいがための【アンディ・ウォーホル】です。
消費社会への批判:大量生産された消費財をモチーフとすることで、消費社会における個性の喪失や画一化を批判した。
芸術の概念への挑戦:日常品を芸術作品として扱うことで、芸術の定義や価値を問い直した。
大衆文化への賛美:ウォーホルは、大衆文化を芸術として認め、称賛した。
んな感じで次いくぜ。
ウォーホルの作品が生み出された背景とその意味を解説するぜ。
【アンディ・ウォーホル】の代表作と背景はこんな感じ!
・キャンベル・スープ
引用元:artscape
あのさ、このウォーホルの「キャンベル・スープ缶」って何?
この作品って、アートの領域でかなり議論の的になる作品なんだぜ。
一見すると何の変哲もない缶詰に見えるんだけど、じつは結構深い意味があるんだぜ。
なぁ~る。
けどさ、缶詰が何でそんな特別なん?
私ゃサバ缶とかサンマ缶とか、しょっちゅう見てんだけどさ、おっ、うまそ!としか思わんがな。
💢ああっ、もうっ、まったく!
あんたも芸術家の端くれだろっ、んでそんな薄っぺらな見方しかできないんだよっ!?
って言いたいとこだけど、そこんとこは私も同意するな。
「世界的に評価されてるウォーホルの作品は素晴らしい」って見れないあんたはダメっ!みたいな考えにはすんげー反発するぜ。
たいして社会を良くする訳じゃないのに「高尚な議論をしてる私たちってしゅごいっ」みたいなマスターベーションが展開されてるって感じがするんだよな。
💦まぁ確かにそうかも知れないけど、ウォーホルはそれをアートとして昇華させたんだよ。
彼は日常的な対象を取り上げて、それを芸術作品に昇華させることで一種の社会的なコメントをしてるんだ。
つまり、芸術とか美術ってもっと身近であって良いものだと思うんだ。
だけど一部の人たちは、上から語ることで「俺はすげーんだぞ」って承認欲求があったりするんだね。
ふ~ん、でもそれってただの缶詰を取り上げただけじゃんか。
それにさ、缶詰を何十回も並べて展示してんのもちょっと訳わからん。
その並べ方に意味があるっ!んだそうな。
この並べかたにゃ大量生産とか消費社会の象徴があるんだと。
同時に個々の缶詰が一つ一つ違って描かれてるんだけど、実際のところどれもこれも全く同じカ・ン・ズ・メだってことだぜ。
さっきも言ったろ、何の変哲もない缶詰を使った理由がここにあるんだって。
そだね、この独特なスタイルと大衆文化へのアプローチは時代を象徴してるとも言えるね。
今の時代、100均商品に代表されるように壊れたら買い替えるって考えがあるでしょ。
100均の商品がダメって言ってるわけじゃなくて、よほど高いモノじゃなけりゃ直して使うって発想がないよね。
そういった大量生産とか消費文化に疑問を呈して物申すっ!てことじゃなかったのかな!?
・マリリン・モンロー
引用元:artscape
上っ面だけ見ると軽い表現に感じるけど、ウォーホルの作品には色ーんなメッセージとか意味が隠されてんだ。
一見して「何じゃこりゃ?」「意味わからんっ!?」って切り捨てるんじゃなくて、アーティストがこの作品を通して何を伝えたかったのか?って考えるのも作品の見方だと思うぜ。
上の画像は単品の作品だけど、ウォーホルはマリリンの顔を何度も繰り返し描いて、色鮮やかなキャンバスにしたんだよ。
この作品って、ただ綺麗ってだけじゃないんだ。
マリリンの死や当時のアメリカの暗い時代を表しているってこともあるんだぜ。
で、ウォーホルはマリリンの顔をシルクスクリーンっていう印刷方法で描いてんだけど、その過程でわざと傷をつけたり、色を滲ませたりしてたんだ。
まるでマリリンが朽ち果てていくような効果を出したかったみたいに。
どんな有名人だろうが、永遠不変なんてものは存在しない!ってことを言いたかったんだろね。
さらに、銃で撃たれたようなマリリンの絵もあったりして、ウォーホルは死とか暴力ってテーマにも触れてたんだ。
ウォーホルの作品って明るくて軽妙な感じがするけど、ずっと見てると虚無感を感じるんだよな。
確かに、1960年代ってアメリカにとって暗い時代だったんだ。
ベトナム戦争、公民権運動、ケネディ大統領暗殺とかとか……たっくさんの悲劇が起こった時代だったんだね。
ウォーホルはそういう時代の不安とか恐怖をマリリンの絵を通して表現したかったのかもしれない。
そんなこんなからウォーホルのマリリンはただ綺麗な絵画ってことだけじゃなくて、当時の社会を反映したメッセージ性の強い作品だって言えるんじゃね?!
・電気椅子
引用元:CNN.co.jp
!!!っ💦。
何か怖っ!アート作品っていう感じじゃなくて、ホラー映画のタイトル画像みたいやんか!?
んなもん見た日にゃ、ゾンビやら幽霊やらこの世のならざるモノの登場を思い浮かべて夜トイレに行けんくまっちまいますがな。
Gさんの、膀胱のスケールの小ささなんざ私の知ったことじゃないんだけどね。
ま、確かに……猟奇犯罪映画とか小説に登場する1シーンみたい。
んなことはどーでも良いけど、これを譲ってもらったアリス・クーパーさんってミュージシャンが寝室とか居間に飾ってたんじゃなくて、倉庫にほーり込んどいた!?ってのが分かる気がするね。
アリス・クーパーさんって結構パンクなイメージで売り出してたんだけど、メンタルは至極まともだったみたい。
絵を倉庫に放り込んどいたのは、偶然なのか故意なのか知らんけど。
↓アリス・クーパー
引用元:Amazon
もし「小さな電気椅子」を寝室とかに飾って、うっとり眺めてたりする奴がいたら相当精神が病んでると思うぜ。
この作品が生まれた背景なんだけど、ホラーな作品を発表して怖がらせようとしてたんじゃ無いんだよ。
それは下記な感じだったんだ
・ウォーホルはこの作品を通して、死刑制度がもたらす苦しみや悲しみを表現したと考えられる。
・1963年に制作されたシルクスクリーン作品。
・1960年代初頭、アメリカでは死刑制度をめぐる議論が活発化していた。
・死刑制度の是非についても問いかけている。
・ウォーホルは、この時代の社会情勢を反映し「死と惨禍」シリーズで、電気椅子、自動車事故、飛行機事故などの暴力的なイメージを繰り返し描いた。
・当時のアメリカ社会における暴力と死に対する不安や恐怖を表現したものと解釈されている。
・死刑制度の是非について問いかけ、死刑制度に対する批判的な視線も込められている。
・電気椅子は、人を死刑にするための道具であり、強い恐怖と痛みを与えるものである。
1960年代ってアメリカは大きな変革の時代だったんだ。
社会的な価値観がすんげー大きく変化したんだ。
それまで年寄り中心だったけどそんなんに反発するように若者文化が台頭していったんだぜ。
ジャンルが違うけど、どっかの自動車メーカーがオッサン車ばっかし作ってたのがいきなり急転。
斬新なデザインで新たな市場を開拓したみたいな感じだったんだ。
ウォーホルはこの時代の中で、アートのあり方や表現の手法に新しい風を吹き込んだんだね。
ウォーホルは広告や消費文化からインスピレーションを得て、他のアーティストが見向きもしないこれらを芸術の中で取り入れたんだ。
彼の作品はどこにでもある商品や有名人、一般的な大衆文化のアイコンを題材にして、これらを芸術の中で再解釈してったんだ。
そんなこんなのアプローチは、当時の社会が直面していた大きな変化や新たな価値観に共鳴したんだね。
ウォーホルのポップアートは、当時の若者文化や社会全体に新しい芸術的な視点を提供したんだ。
彼はアートをエリートだけのものから解放して、一般の人々にもアートを楽しむ機会を提供したんだ。
これによって、アートが社会的な対話や変革の一翼を担うことができる可能性が浮上したんだぜ。
ウォーホルの時代は社会的な変動とともにあり、その中で彼のアートは新たなアートムーブメントを牽引したんだぜ。
彼の作品は大衆文化との融合を通じて、アートが普遍的なものとなって、個々の感性に訴える力を発揮したんだ。
これが、ウォーホルとポップアートが社会に与えた大きな影響の一端だね。
そんなこんなであとがきっ!
あとがき
アンディ・ウォーホルは、ポップアートの旗手として、アート界に大きな影響を与えた。
彼の作品は、現代アートにおいても重要な位置を占めています。
何じゃこりゃ?こんなん俺でも描けるわっ!って思ったでしょ。
そう、誰でも描けるんですっ!
どんなジャンルにでも言えることだと思うけど、思いついたもん勝ち、やったもん勝ち。
誰が何を言おうが犯罪でも無い限りやる。
出る杭は打たれるっ、が、出過ぎた杭は打てない(打とうとしても手が届かん)。
出過ぎた杭になるまでやってみようぜ。
どうも、最後までお付き合いして頂きありがとうございました。
ではでは、また別のところでお会いしましょう。
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